古事記

私の「最近読んだ本」が他のページで取り上げられ、
あせっています。ちょっとうれしい。
(1月20日の日記)

調子に乗って昔の本を取り上げます。「古事記

(前文の冒頭のみ、ふりがなの付け方がよく解らないのでご勘弁を)

『臣安萬侶言す。それ、混元既に凝りて、気象未だ效れず。名も無く為もなし。
誰かそのその形を知らむ。然れども、乾坤初めて分かれて、参神造化の首となり、
陰陽ここに開けて、二霊群品の祖となりき。・・・
           和銅5年正月28日 正五位上勳五等 太朝臣安萬侶』

古事記岩波文庫版 倉野憲司校注

ご存知、日本最古の本です。
「文語体の名文」と誉れ高い文章です。
しかし、日本で最初に書かれた文章にしては整いすぎ
ている。ーー後世に書かれたものではないか、という
疑いを持つ人もいます。(偽書説)

和銅5年=西暦712年だが、文体から想像すると平
安時代に書かれたもの、との説がある。