電力不足・その2

前回、書き忘れたことがあります。それは、
電力不足解消のために最初にやるべきことは、もちろん「省エネ」 です。
しかし、それは電力会社にとっては需要家にお願いするのみで、自らは
何もできません。

例のCOP3で約束したCO2削減についても、現在までのところ、
1990年比かえって増加しているのが現実です。
ある統計によると2005年で事業者関連が+8%、家庭関連が+40%。
先日(22日)の東京電力の電力不足の要因の一つは、暑かったことと
高校野球の決勝戦だったこと。
なかなか難しいですね。個人に省エネを強制することはできませんし。

市場原理でいけば、需要を減らすのは簡単です。値上げすればよいのです。
でもねえ・・・

参考までに、家庭でのエネルギー需要の現状は・・・

            構成比   1990年比増減
    照明・家電用 42%    +53.3%
    給湯用    24%    +10.1%
    暖房用    22%    +31.5%
    厨房用     8%     −6.3%
    冷房用     4%    +25.8%