バイオ燃料

以前の日記にも書きましたが、政府はガソリンにバイオエタノール
3%混ぜることを推進しています。
現在、その方法が2通り提案されています。
 ・E3方式 ガソリンにバイオエタノールをそのまま3%混ぜる
   →環境省が勧めています
 ・ETBE方式 バイオエタノールETBEに変換してガソリンに
         混ぜる
   →経済産業省石油連盟が進めている

両方の言い分をまとめますと
E3方式はエタノールが水分を吸収しやすいので、品質劣化のおそれがある
その点ETBE方式は劣化の心配は無いが、大気汚染のおそれがある。
ということになります。

最近、関東の一部のガソリンスタンドでETBE方式の給油を始めた
ようです。
一方、関西では大阪府の肝いりで2軒のガソリンスタンドがE3方式の
給油を始めた、とのこと。

2方式の対立、ついに実力行使にまで行ってしまいました。

ガソリンスタンドはほとんどが石油連盟の傘下ですから、このまま行けば
ETBE方式優位で進むでしょうが、我々消費者から見れば くだらん
意地の張り合いです。

おかげでバイオエタノールにかかわっている民間企業が困惑している
ことに思いを致してください。