鳩山総務相、また吠える
鳩山総務相は、日本郵政の平成21年度事業計画について見直しを
求めました。「簡保の宿」 の収支予算が、前年より縮小したものの
大幅赤字見通しであるためです。
(20年度−50億円、21年度−38億円)
簡保の宿については、同じ鳩山さんがオリックスへの譲渡に反対して、
取りやめになったのは記憶に新しい出来事です。
両方の出来事を総合すると、「投げ出さずに、自力で改善しろ」
と言っているわけ。
世の中によくある「経営指南書」 のパターンです。
私はあの経営指南書の類が好きではありません。
有名な、成功した経営者が書いた成功物語。必ず書いてあるのは
「夢は必ずかなう」 「うまく行くまで頑張れば必ず成功する」
でもねー
それを書いたのは成功した人。
多くの人は一生懸命頑張ったけどうまく行かなかった、そういう人は
表舞台に登場しないのですから。
そういう失敗した人たちの悲しみに思い至らず、滔々と自分の成功
体験を語り、本にまでしてしまうタイプの人を、私は好きになれま
せん。
「失敗した人は努力が足りなかったから」 と言うのでしょうが、
そうでしょうか?
鳩山総務大臣もそう考えているのでしょうか。