台湾の悲しみ


台湾には2大政党、民進党と国民党があります。
両者とも対中国政策についてビミョーな言い回しをしています。
(早い話が、台湾独立派 と親中派 なんですが)


その点からも台湾の悲しみがうかがえます。
「蛇ににらまれ、それでも何とかして生き延びようしている蛙」


今まで、台湾の総統は李登輝氏−陳水扁氏、と台湾独立派が
選ばれていましたが、
・2008年1月、台湾立法院選挙で親中派の国民党が圧勝
・2008年3月、総統選挙で国民党・馬英九氏が当選
・その後、台中交流が活発に
・馬総統は、陳元総統が現職時代に不正を行った、として起訴
 (いかにも中国がやりそうな手法です)


というわけで、私は 「台湾はついに中国に呑み込まれるか」
と心配しています。


そんな中、馬総統は注目すべき決断をしました。
ダライラマ14世の台湾訪問を受け入れる
・亡命ウイグル人組織「世界ウイグル会議」 のドキュメンタリー映画
 の上映を許可
そして今日のニュースによると
内閣総辞職


その背景は、馬総統の支持率が下がっていること。
台湾国民は急激な中国接近を警戒している、のでしょう。


まだ台湾には健全な民主主義が残っている、と安心しました。


そんな台湾に対して日本政府は(中国に気を使って)今まで冷たく接して
来ました。
また、NHK(日本放送協会)はトンデモ番組を作って台湾をいじめて
います。


今度の民主党政府はだいじょうぶでしょうか? 


期待できないなー。