Googleの書籍電子化


私、週刊プレイボーイをよく読んでいます。
あのエッチな写真が目当てではなく(もちろん好きですけど)
時事問題の記事が面白い。新聞等とは違う視点で書かれてる
事が多く、参考になります。


そのプレイボーイで「Googleの書籍電子化」 について
詳しく特集が組まれていました。


今朝の中日新聞によると、米国司法当局が、Googleのやり方は
適切でない、として修正を求め、Google側が従った、という
ことです。


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ご存じない方のために、概要を書いておきます。


Googleは、世界中で出版されている書籍を順次電子化し、
Netで無料で読めるようにするサービスを始めようと
しています。


問題は著作権
全米作家協会などと、話し合いの末「和解案」 が作られ
ました。
そしてその和解案では、自分の著作を公開してほしくない
著者は申し出るように。一定期日までに申し出なければ、
承諾したと解釈される、という内容になっています。


問題点は
・その和解案が世界各国に効力が及ぶ
・和解案が難解な英語で書かれており、英語圏以外の国の作家
 には申し出期日までに理解しにくい
・従って何も知らない作家の著作は自動的に公開されてしまう


そういうわけで、日本始めドイツ、フランスの作家から不満が
出ていました。
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Googleと米司法当局とで取り決められた「和解案修正」 
では、「この和解案は英語圏国家以外へは効力が及ばない」
というもの。


まあ、穏当なところへ落ち着いたかな。


ところで、書籍の電子化、Netでの公開、はいずれ避けて
通れないでしょう。しかしそれには、活字をデジタル化する、
という気の遠くなるような作業が必要です。
それにGoogleは挑戦しようとしている。


その心意気はよし。
ただし拙速でした。