水ビジネス について考えた
最近、経済誌を見ると「水ビジネス」 がよく登場します。
「○○社が国際水ビジネスに参入」
てな調子で。
(私の考えた水ビジネス)
「不動産ビジネス」 といえば不動産の売買、賃貸。
「原油ビジネス」 と言えば原油の輸入、売買。
そしたら、「水ビジネス」 と言えば、水の豊富な日本
から水の乏しい外国へ水を売ることか、と考えました。
日本は中東から大型タンカーで原油を輸入しています。
その帰り荷で水を中東へ運んだら、輸送コストは安い。
水と油が混ざらないようにタンカーを改造すれば、
丸儲け、かな?
(ところが・・・)
よく考えてみると、
原油と水では消費量のケタが違う。
例えば日本の水消費は年間4000億t
〃 原油の消費量は年間2億t
これじゃあタンカーの帰り荷にはならないなー。
(実際の水ビジネスは)
結局、水ビジネスとは、上下水道を途上国へ設置、
汚水処理装置の販売、海水淡水化装置の販売、など
でした。
水処理って、単純な技術のようで意外にノウハウが
詰まっています。日本人の繊細さが生きる分野かも
しれません。