節電をどの程度したら良いのか
東京電力管内の電力不足は、はっきりしています。
テレビ、ラジオを聴いていると節電対策として
こんなことを言っています。
・部屋の電灯はこまめに消そう
・使わない時はパソコンの電源を切ろう
・エアコンの温度設定を弱めよう
・冷蔵庫を詰め込み過ぎないように
ええーっ。 そんな程度で良いの?
電力不足はどんな程度なのか。
数字を拾い出してみました。
(電気事業連合会と東京電力のホームページを
参考にしました)
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電源別発電量シェア(2009年、全国)
原子力 29%
石油等 7%
石炭 25%
天然ガス 29%
水力 8%
地熱及び新エネルギー 1%
東京電力の原発の運転状況(4月4日現在)
福島第一1〜6号機 出力470万kwh 停止中
福島第二1〜4号機 出力440万kwh 停止中
柏崎刈羽1〜7号機 出力820万kwhのうち440万kwh が停止中
合計 1350万kwh減少中
東京電力 4月4日の供給力 3850万kwh
現在停止中の火力発電所等を再稼動させて、
夏までに4000〜4500万kwhまで供給力を増やせる
ようです。
震災前、3月平日の電力需要のピーク 4700万kwh
家庭での用途別エネルギー消費量
家電、照明 35.9%
台所 8.1%
給湯 29.5%
暖房 24.3%
冷房 2.1%
電力需要量 2011年2月・月間・全国
合計 803億kwh
このうち鉱工業需要 186億kwh
鉄道系需要 14億kwh
工場の使用電力は意外に少ない。鉄道も思ったより
多くないことがわかります。
つまり家庭用とオフィス用需要が大きな割合を占める
ということ。
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(私の勝手な結論)
この春先は、上記のようなこまめな節電でしのげ
そうですが、夏場エアコンがフル運転される頃には
やっぱり計画停電が必要か。
そして私たち、家庭とオフィスでの節電努力の
効果は大きいことがわかります。