クラウンを使ったいたずら
トヨタ・クラウン。今では、ちょっとお金持ちが自分で
運転する車、というイメージになっていますが、
以前は、クラウンと言えば偉い人が運転手つきで乗る
車でした。
そんな10年くらい前の話です。
ある日私は、たまたま社用の黒いクラウンを自宅に
乗ってきていました。
その日、息子が就職試験の面接に行くことになって
いました。
ふと、いたずらを思いつき、息子に提案したら、
彼もノッてきて、実行しました。
私は紺の背広にネクタイを締めて運転席へ。
リクルートスーツ姿の息子を後の席へ乗せ、
面接会場(研修センターのようなところでした)
へ。
会場玄関からちょっと離れて、しかし、中の人から
見える程度の微妙な位置へ車を停め、私は運転席
から降り、後のドアへ回って、軽くお辞儀をして
息子を降ろしました。
お金持ちのお坊ちゃんを運転手がお送りして
きた、というふりをしたのでした。
さて、その効果は吉と出たか凶と出たか。
結果は・・・不採用でした。
もちろん今でもその会社は在りますが、まあ、
入らなくて良かった、という感じです。
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