オリンパス について


オリンパス株式会社。
私たちカメラ好きには 「オリンパスペン」 が
あまりにも有名。
内臓内視鏡では世界シェア70%という一流企業です。


それが不正経理で揺れています。
20年前の金融商品での損失を公表せず、先送り
していたことがバレちゃいました。


その損失は1400億円くらいだったようです。
オリンパスにとって1400億円とは、どれくらい
の負担なのか?
決算の数字を検索しました。


2010年3月期決算
(単独)
  売上高    870億円 
  利益     276億円 
  有利子負債 4713億円
(連結)
  売上高   8830億円
  利益     478億円
  有利子負債 6615億円


一般論として、負債が年間売り上げ額を上回ると
経営があぶない、といわれます。そこからいくと、
「ちょっと危険」


ところが考えてみると、20年前からこれを
織り込んだうえで健全経営をしていたわけで、
バレなければ普通に経営していたものが、
表沙汰になっただけ。とも見られます。


この事件、いかにも日本的。
歴代社長にしてみれば、先代社長が容認していた
ものを、自分が表ざたにはできない。


そこへ外人社長が登場、となったわけです。


当面の心配事は、
有価証券報告書虚偽記載 → 東証上場廃止
と、銀行の借入金返済要求でしょう。


・・・まあ、がんばれ。