早生樹
きのうは1000年も生きている樹のことを
書きましたが、今日は早く育つ樹(早生樹)
のはなしです。
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樹は空気中の二酸化炭素(CO2)を吸収して
そこから炭素(C)を分離して体内に取り込み
酸素(O2)を放出しながら育ちます。その反応
に使用するエネルギーは葉で受ける太陽光から
取ります。
理想的なCO2除去装置です。
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そういうわけで、早く育つ樹ほどCO2除去能力は
大きいことになります。
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日本の樹で一番生長が早いのは杉で、50年で
成木になります。
しかし、熱帯多雨地域ではもっと早く、15〜20
年で大きくなる樹もあります。
コアラの餌で有名になったユーカリもそうです。
そのほか、ファルカタ、アカシアなどマメ科の
樹が早く育ちます。
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熱帯多雨林の減少に悩んでいる東南アジア諸国
は今これらの樹を一生懸命育てています。