新車販売

2006年の国内新車販売台数が発表されました。
前年比、軽自動車が+5.2%でしたが、軽を除くと−5.4%、
軽を含めた合計で−1.9%でした。

海外では善戦しているものの各自動車メーカーは国内販売には危機感
を持っていることと思います。

私が思うには、国内で車が売れないのは車の性能が上がったから。
昔、私が車に乗り始めた頃、車の耐久性は10年、走行距離10万km
が限度でした。それを端的にあらわしているのは、当時の車の積算距離計
は5桁でした。つまり99999kmまで。
それ以上乗るためには大変な努力(=修理費の負担)が必要でした。
その上、年々性能が向上しており、次々新しい車が欲しくなったもの
でした。

ところが今の車は耐久性が格段に向上して何十万kmでも乗れてしま
います。現在の車の積算距離計は6桁です。
その上性能も十分向上してこれ以上望むものが無い、までになりました。
もちろんスポーツカーの分野では馬力競争が再燃していますが、
それは一部のマニアの話。

昔に較べて買い替え時期が長くなるのはやむを得ないのではないで
しょうか。したがって販売台数が伸びない。
我々の周りで自動車の所有台数を減らしている家庭は少ないでしょう。
まだまだ車は売れます。

自動車メーカーが努力すべきは、燃費の良い車を作ること。
そう思います。