サマータイム・考 その2

昨日サマータイム反対論を書きましたが、その続き。
時計の針をずらす、ということ。

サマータイムに賛成している皆さん、皆さんの家庭に
ある時計を1時間早めることを考えてみて下さい。
腕時計や掛け時計だけじゃありませんよ。
家電製品に内蔵されている時計全部を4月30日の夜、
セットし直すのです。

あなたはお宅の炊飯器の時計のリセットの方法を知っ
ていますか。ちゃんとやらないと5月1日の朝ごはん
は抜きですよ。

まあ、それくらいは辛抱するとして・・・

企業や役所のコンピューターシステムの時計の変更、
これ、どうするんですか。
多分出入りのシステム業者に依頼するのでしょうが。

業者の立場からすると、4月30日の夜、得意先の
会社が終業した後、翌朝までに済ませなくてはいけま
せん。
全部!
業者の売り上げは増えるでしょうが。
ユーザーにとっては負担増。

これを機会にコンピューターシステム全面更新を考える
企業も出てくるかも知れません。

というのは、欧米のコンピューターシステムはサマー
タイムに対応していて、時刻変更が簡単にできるように
なっているそうです。しかし、日本はそうなっていま
せん。この際サマータイム対応のシステムにしようか
という人も出てきます。
毎年春と秋に大騒動するのはたいへんですから。

日本経団連の幹部の皆さん、傘下の民間企業にこんな
負担をかけることになりますが、
ほんとにやるんですか?
改めて書きますが、省エネ効果はあるんですか?