再生紙

今、製紙業界が大騒動です。
再生紙の古紙配合率が表示より少ない例があることがわかった
のです。
やっていたのは日本製紙だけではないようです。

紙すき体験をされた方はご存知の通り、古紙を使う場合は大量の
水の中に古紙を入れてミキサーで解繊します。
そのとき無理に「引き裂く」ことになり、古紙の繊維が傷みます。

古紙→解繊→再生紙 を繰り返すと繊維が段々と質が低下して
使えなくなります。
その限度は3回までと言われています。

そのため計算上は古紙配合率は75%以下でないと持続できない
ことになります。
古紙100%の再生紙はどこかで無理をしているわけです。

それにしても製紙会社の「偽り」はひどすぎます。
きっと中国が古紙を高く買ってくれるので、そちらに回している
のでしょう。
「リサイクル」 の観点からは決して間違ってはいないのですが・・・