再生紙 その2
昨日の続きです。
「再生紙は環境にやさしくない」という話。
製紙業界では、この期に及んでこんな言い訳を言うのは反感を買うだけ
です。
私が代わりに書きます。感謝してください。
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言い訳その1
再生紙を作るのはバージンパルプで紙を作るよりもよりエネルギー消費
が大きい。
そのわけは・・・
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バージンパルプは木材から作るのですが、木材にはセルロースとリグニン
が含まれています。(正確にはヘミセルロースも存在しますが話がやや
こしくなるので無視)
パルプを作るには繊維成分であるセルロースを利用してリグニンは除去
しなければなりません。除去されたリグニンはそれでも木材成分です
から、燃料になります。それを製紙業界では「黒液」と呼びます。
黒液が燃料になりますから、製紙工程トータルではエネルギー消費が
少なくなるわけです。
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その点、古紙はすでにリグニンが含まれていませんから、製紙工程に
要するエネルギーを全て外部から調達しなけれがならないわけです。
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言い訳その2
古紙にはどんなものがあるか、考えて見ますと新聞紙、古本、書類など
で、ほとんどインクが含まれています。それを除去して白い紙を作るのに
コストがかかり、製造コストが高くなります。当然エネルギーも余分に
必要です。
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もちろん偽表示はいけません。
しかし、集めた古紙は中国で再生されているわけですから、製紙業界は
環境に悪いことをしているわけではないでしょう。
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以上、製紙会社からの感謝状を期待しています。(笑)
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