言論の自由


自衛隊・田母神航空幕僚長が、過去の中国侵略や朝鮮半島の植民地
支配を正当化した論文を発表したとして、防衛相から更迭されました。


航空幕僚長と言えば航空自衛隊のトップだそうです。


言論の自由」 について考えさせる出来事です。
言論の自由と言うのは本来、個人が権力側から抑圧されるのを防止
するのが目的です。


ところが今回は権力側が抑圧されました。
誰から? 防衛大臣? 野党? マスコミ? 


中国と韓国は抗議していますが、これは当たり前。言論の抑圧とは
言わないでしょう。


私の考えでは、個人としての論文発表なら許されるべきですが、
肩書付での発表のようで、それはやはり慎重にするべきだった。


以前の日記で、責任ある立場の人は「歯に衣を着せて」発言すべき
です、「みんな解っているのだから」 と日教組の件で書きました
が、今回の件は「解っている」人は少ないでしょう。


「過去の歴史認識」問題は大変難しい。しかし、「反省」ばかり
ではなく、こういう「見直し論」も自由に発言できる世の中に
なってほしいですね。