知る人は言わず、言う人は知らず


麻生首相の漢字読み間違いが、マスコミで盛り上がっています。
例えば 有無 踏襲 頻繁 未曾有 などですが、
バッカじゃないの。
(また下品な言葉を使ってしまいました。すいません)
麻生さんが、じゃないですよ。マスコミが、ですよ。


記者が自分の知識を自慢しているように受け取れます。
本当に賢い人は、黙って聞き流すものです。


昔、森さんが首相だった時、某野党の幹部が、国会の論戦でこんな
質問をしました。
紙に「IT」 と書いたのを森さんに見せて「何と読みますか?」。
森さんは「アイティーと読みます」 と真面目な顔で答えていました。
(私は内心、森さんが「イットだがや、文句あっか?」 と答える
 光景を期待していたのですが)


彼は森さんをバカにするつもりだったのでしょうが、バカにされた
のはどちらだったのでしょう。


老子曰く
上徳は徳とせず、是を持って徳あり。下徳は徳を失わず、是を持って徳なし。


(高い徳のある人は徳を自慢することが無い、だから徳を保持するのである。
 低い徳のある人は徳の見せかけをはらいのけることができない、だから
 徳がないのだ)