地球寒冷化?


以前、環境関連のサイトで、「地球は寒冷化する」という表現を
見つけました。


ええっ。寒冷化? 話が違うじゃないか。なぜだ?
そう思ってそのサイトを隅から隅まで探しましたが、寒冷化の
根拠が書いてありませんでした。


ところが今日の日本経済新聞のそのことが記事になっていました。
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地球の平均気温は1970年代半ば以降ほぼ一貫して上昇。
しかし1998年をピークにこの10年は横ばいないし低下し、
2008年は21世紀に入り最も低かった。


CO2は増え続けているが、自然の変動が気温を抑制するように
働き始めたとみられている。


原因として専門家が有力視しているのは海の自然変動の影響。
太平洋では数十年ごとに水温が上下する「太平洋十年規模振動
(PDO)」 という現象が有り、2000年ごろに低温期に
切り替わった。


もうひとつ、
NASAの観測によると太陽活動が50年ぶりの静かさになって
おり、日射量と太陽磁気の影響に関心が高まっている。
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なるほど。


上記の記事に対する2人の専門家のコメントも載っていました。
一人は「温暖化理論は間違っていない。低温期が過ぎる10〜20
年後には急激に気温が上昇する」
もう一人は「IPCCの温暖化理論は間違っている」


意見は真っ二つに分かれています。
どうしたらいいんでしょう。


はっきりしていることは・・・
石油を掘りつくし、森林を伐採し尽くして地球を次の世代に
渡してはいけない、ということ。


少なくとも森林を再生させるのは現代人の責務だと思います。
森林はCO2増減の緩衝材になるのですから。