検疫


新型インフルエンザで大騒動です。
日本政府は水際でウイルスの侵入を食い止めようと、検疫を強化
しています。


というわけで、検疫について調べてみました。


検疫は国内に入ってくる人や品物に付いてくる有害な微生物を阻止
することが目的です。
大きく分けると3種類になります。


(植物検疫)
輸入される植物(食料品や木材など)に付いてくる微生物を阻止
します。微生物が見つかれば、消毒または輸入禁止(廃棄または
返送)にします。


(動物検疫)
肉類や生きた動物に付いてくる微生物を阻止します。
生きた動物の検疫は難しく、一旦係留施設に留め置いて観察します。
危険な微生物が見つかれば、返送または処分(殺す)します。


(人の検疫)
単に「検疫」 といいます。
有害な微生物が見つかっても、消毒も返送も処分も出来ませんから、
難しいことになります。


そもそも、本人が正直に体の不調を申告してくれません。
皆さん海外旅行の帰り、再入国の時、検疫のための質問票に
「旅行中、下痢や発熱がありましたか」 などの質問に
面倒なことになるからといって、すべて「いいえ」 にチェックを
入れていませんか。


ニュースを聞いていると、疑いのある人はホテルに10日間ほど
留め置いて観察するのだとか。


そういうわけで、新型インフルエンザ阻止の水際作戦は大変危うい。
そう思います。