エコカー減税への疑問
先日、車のチラシを見ていて ん? と思いました。
トヨタ・アルファードがエコカー減税の対象になっている。
あのバカでかいワゴン車がエコカー?
さっそく事情を調べてみました。
本題に入る前に、基礎知識。
車にかかる税金は
・自動車取得税−−購入時 価格の5%
・自動車重量税−−購入時と毎回の車検時 車重1.5tの車で
2年分37800円
・自動車税または軽自動車税−−毎年 1500cc車で34500円
このうちでエコカー減税の対象になると
・特級−−取得税全額免除 重量税全額免除 自動車税50%軽減
・1級−−取得税75%軽減 重量税75%軽減 自動車税50%軽減
・2級−−取得税50%軽減 重量税50%軽減 自動車税25%軽減
(特急〜2級は私が勝手に名付けた級。もっと下もあります)
さてその減税の格付(上記のどの級に該当するか)ですが
国土交通省が認定リストを公表しています。↓
http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr1_000007.html
(判定基準が有りますが面倒なので書きません。興味のある方は
Net検索してください)
それによると、ハイブリッド車はすべて特級
問題のアルファードは1級
そしてマツダ・デミオは2級
ご存知でしょうか?デミオは日本の乗用車の中で、ハイブリッド車
を含めても燃費トップクラスです。(カタログ燃費でなく、実燃費)
それなのに2級。
さて、最初に私が抱いた疑問「どうしてアルファードがエコカーに
認定されてるの?」
答えは、「重量クラス別ではがんばっている」
つまり判定基準が重量クラス別になっていて、そのクラスの中で
改善がされていれば上級になれるわけです。
でもねー。なんか変。
もう一つ変なこと。
レクサスLS600H などというバカでかい、金持ちしか買えない
車が、ハイブリッドだというだけで、なぜエコカー減税対象なの?
燃費良くないのに。
ところで、上記の国土交通省リストを見ると、圧倒的にトヨタ車が
上位に多い事がわかります。
さすがはトヨタ、技術力がある。
・・・それとも、政治力?