名古屋も水余りですか、市長さん


ダム建設反対派の人たちは言います「水は余っている」


一方、夏場になるとあちこちで、水不足が起きます。


どうなっているんだろう? 聞いてみますと、
「地域によって余っている所と不足している所がある」
とのこと。


まあ、それなりに納得していた私ですが・・・


河村・新名古屋市長が、徳山ダム導水路への協力をしない(負担金を
出さない)、と言い出しました。


徳山ダムから木曽川への導水路「木曽川水系連絡導水路事業」は
総事業費890億円のうち国が半分弱を負担し、のこりを地方自治体で
分割負担するもので、名古屋市の負担分は121億円でした。


名古屋市は水量豊かな木曽川を水源にしているため、水不足は起こり
にくい地域です。それでも何年かに一度、水不足が起きます。


河村市長も「水は余っている」派なのでしょうか。


「水は余っている」派の人たちにお尋ねしたい。
(年間の水供給)−(年間の水需要) がプラスなら「余っている」
と、お考えではないでしょうね。
渇水期にも水需要にこたえることが出来てはじめて「余っている」と
言えるんですよね。


というわけで、河村・名古屋市長さん、名古屋は水が余っているから
導水路は必要ない、というのは早計ではありませんか。
せっかく水利権を確保できる貴重なチャンスを見逃すほど、水は
余っていますか?




(水利権について以前考えたこと) ↓
http://d.hatena.ne.jp/junti/20080906