イラン情勢


イランで混乱が続いています。
きっかけは6月12日に行われた大統領選挙。
保守派・アハマドネジャド現大統領、改革派・ムサビ元首相など4人
が立候補しました。


選挙結果はアハマドネジャド氏の圧勝、と伝えられました。
すると、国民から「選挙に不正が有った」 との疑問が出され、デモ
が起こりました。


西側諸国(この表現も古いかな) はデモを支持し、政府の暴力的な
鎮圧に抗議しています。そして開票の再集計を求めています。
一方、最高指導者ハメネイ師は選挙結果の尊重(アハマドネジャド氏支持)
を表明しています。


どういうこと?


NETで調べてみました。
対立点は・・・
現職・アハマドネジャド大統領は、核開発推進、対イスラエル強硬発言、
経済の低迷、などで西側諸国から、そして改革派国民からも疑問が出て
います。


一方のムサビ氏は国際社会との関係改善を表明しています。


なるほど。


ところで、前出の、最高指導者・ハメネイ師って何者?
憲法の規定によると、イスラムの知識人から選挙で選ばれた86人の
「専門家会議」(議長ラフサンジャニ師) によって選出され、終身制。
大統領の上に立つ文字通り最高指導者です。


テレビ画面で見る限りでは、混乱といっても、まだまだ整然とデモが
おこなわれている感じです。
バスが1台炎上した程度。



追記
前記訂正。治安部隊の発砲によってデモ隊の中から死者が出ている
ようです。