デフレよりインフレ


7月の消費者物価指数が−2.2%、下落率が3カ月連続で
過去最大を更新しています。


売店(百貨店、スーパー、コンビニみんな)の売り上げが
下がり続けています。各店、対策として値引き競争に走っています。


単純に考えれば、われわれ消費者としては物価が下がるのは歓迎
ですが、しかし経済全体としては良くない。企業に負担が来て、
やがてサラリーマンにしわ寄せが来ます。


過去、価格破壊といわれる業態、たとえば100円ショップ、
マクドナルドの激安ハンバーガー、吉野家の牛丼、などが
始まった時には、安値販売できる根拠が有りました。


為替が円高に振れたため輸入物のコストが下がったから可能だった
のです。
ところが現在、為替は1ドル=93〜95円で安定しています。


安値販売の根拠が無い。


それなのに小売店は生き残りをかけて、安値販促に走っているわけ
です。


これはマズイ。
やはりデフレよりも緩やかなインフレになるべきでしょう。