マスコミの生きる道


マスコミの皆さんにお願いします。
正確な報道をしてください。


話題の八ッ場ダムの場合を例にとります。


この連休中のテレビを見ていますと・・・
八ッ場ダムについては「一連の工事の7割は完成している。
そして住民の移転も進んでいる」 としてテレビ画面には、
営業していない旅館や人通りのない町が映し出されて
いました。


まるで前原大臣の建設中止が理不尽な決断、かのような
報道です。


ところが建設反対派の意見を聞きますと・・・
「工事が7割がた終わっている」 というのは、建設を
進めたい国交省官僚がマスコミにリークした嘘だ、と
いうのです。
旅館もまだ7軒営業している、と。


私たちはどちらを信じたら良いのでしょう?
我々視聴者は現地へ行って調べてくることはできないの
です。


ニュースの速報性では、新聞はテレビに負けました。
テレビはインターネットに負けつつあります。


ところがインターネットは、検証なしで何でも書き込め
ます。その情報は玉石混交です。


これに対抗して、マスコミが生き残る道は「正確な報道」 
だと思います。


マスコミの皆さんにおねがいします。
じっくり調べて正確な、偏りの無い事実を報道をして
ください。皆さんにはそれが可能な組織と能力が有るの
ですから。


そして、ニュースには、ディレクターの思い込みによる
編集方針は不要です。
ニュースキャスターの軽薄な感想も要りません。
事実を淡々と報道してください。