名古屋市議会リコール運動の経緯


河村名古屋市長の選挙公約である
・市民税減税 と
・市議会議員の定数と給与の削減 を
実施しようとして、市議会で否決されました。


市長は市議会に不信任を突き付けましたが、市長には
市議会を解散する権限がありません。
そこで、市長支持派の人たちが市議会解散を求める
署名活動(リコール運動)をしました。


その経緯は


・解散の賛否を問う住民投票を実施するのに必要な
 署名数は 36万5795


・それに対して集まった署名は 46万5602


・ところが名古屋市選挙管理委員会が署名簿を審査
 したところ、形式の不備等により無効と判断された
 署名が多数あり、有効な署名は 35万3791
 と発表された。不足数1万2004。


・その後、署名簿の縦覧があり、市長支持派の人たち
 が無効とされた署名をチェックし、異議申し立てを
 行った。その数 約3万2000


・異議申し立てを受けて再審査したところ、逆転有効と
 された署名が多数有った。
 最終的に有効とされた署名は合計 36万9008
 したがって住民投票実施が決定した。


こういうことですが、なぜこんなに混乱したか?
私の感じでは、名古屋市選管による審査があまりにも
恣意的、市議会側寄り、だったことが主因。(*)



(*)報道によると、当初無効とされた例
名前を書こうとしてボールペンがかすれたので、1字目の
書き出しに×印をして、その後にフルネームを書いた。
それに対して選管は×印に訂正印が押してないから無効
と判断。