ばら撒き予算について考える


先日発表された来年度予算・政府案。みんなに 「ばら撒きだ」
と叩かれています。
とくに評判が悪いのが「子供手当」 と 「法人税減税」。
そして、税収に対して歳出が多すぎること。


予算総額はどうなっているかというと、
2009年度、自民党政府最後の予算 : 82兆円
2010年度、民主党政府初の予算 : 92兆円
2011年度、先日の予算案 : 92兆円


今年度にすでに、前年に較べて10兆円の歳出増です。
歳出を減らすというのは、何かの項目を非情になって
切り捨てることですから、今の民主党政府では難しいだ
ろうな、というのが率直な感想です。


が、ちょっと違った見方を披露します。


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米国は経済立て直しのために6000億ドル(約50兆円)
財政支出を始めています。


EUはギリシャアイルランドなどの国家財政破綻に備えて
7500億ユーロ(約80兆円) の基金を作りました。


さて日本は? 
10兆円の財政出動を今年度から始め、来年も続ける、とも
考えられます。
おかげで日本経済はプラス成長が維持できている、のかも
知れません。


子供手当は、個人消費刺激策。
企業減税は、雇用創出と設備投資の促進策。


そう思えば、ちょっとは納得できるかも。


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菅さんにそんな深慮遠望が有ったのかどうか、ちと疑問
ですが。