就職難のもう一つの理由


先日の 「就職難なんですが」 の続きです。


就職難の理由ははっきりしています。
不況で、企業が求人を減らしているからです。


しかし、もう一つ理由があります。
単純な計算なんですが。


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ある人が20歳から60歳の定年まで勤めるとすると、
40年間になります。
ある会社の社員の年齢構成が一律に分布していれば、
40人の会社では1年に1人づつ定年を迎えます。
もちろん200人の会社なら5人づつ。


そこで、定年が60歳から65歳に延長されれば
5年間は社員が減らないわけで、したがって新入社員
が採用できなわけ。
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巷の噂では、政府はこの先、70歳へ定年延長を
検討中、とか。


定年延長をすすめる政府のみなさんは、こう言います。
「人口減少で、労働力人口が減り始めている。
 元気な高齢者にもっと働いてもらおう」


ごもっともですが、上記の事情とのバランスがうまく
取れれば良いんですけどね。