客観的な数値は正確に伝えてください


原発事故に関連して、放射線による健康被害について
・「大変だ」 という人
・「この程度は問題ない」 という人
と、意見が分かれています。


それぞれの立場が有るので、やむを得ないところも
あります。我々聞く方が斟酌して聞いてやれば良い
ことです。


ところが、参考にすべき客観的数値さえも、言う人の
立場によって違うことがあります。


例えば、比較としてよく取り上げられるレントゲン検査
による被ばく量の数値。それが発言する人によって
大きく異なっています。
数値を故意に変えている?
それとも、検査方法によって差が有るのでしょうか。


先日、ヒマだったのでNet検索してみました。
(無断引用ごめんなさい)


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一例として、胃のバリウム検査での被ばく量について
みなさんがどう書いておられるか。
(大きい順に並べてみました)


http://www.interkarte.or.jp/12doc/main99.html
(直接撮影で15〜20msv 間接撮影で20〜30msv
 これを書いたのはお医者さんですが、X線検査がガンの
 原因になる、と書いておられます)


http://www.tanakageka.com/lecture/xray/index.htm
(15msv これもお医者さん)


http://www.tasukaru.ne.jp/tasukaru/saitama/home/medical/doctor7.htm
(4.8msv お医者さん)


http://sandakan.org/kikyou/xray.html
(3.3msv お医者さん。検査はやらなきゃしょうがない
 と書いておられます)


http://www.s-yamaga.jp/kankyo/kankyo-genpatsu-5.htm
(2.7msv 集団検診だと4.1msv 小中学校の先生)


http://www.rea.or.jp/wakaruhon/mokuji.html
(0.6msv 放射線影響協会という団体) 


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どうしてこんなに差があるのでしょう?
いろいろな理由が想像できます。


1.X線機器が進歩している?
2.X線照射時間の見積もりが違う?
3.写真撮影の枚数の見積もりが違う?
4.自分の主張を補完するために数字をいじってる?


このうち 4.の理由じゃないことを祈ります。