幸福の極み
ガラにも無く 「幸福とは何か」 を考えさせる本を
読んでいます。
伊丹十三氏の随筆 「ロングネック」 より
(米国のレストランでの一こま)
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ぽっかりと空いた午後の一と刻を、カウンターで、
モーゼルの白など一本取り寄せて、ロングネック
(貝の一種)を酒菜(さかな)に原稿を書くなども、
まことにもって悪くないわけで、もう、なんでこんな
結構な店がこの世に存在するのかという驚きと感謝
の念が安らかにわが身を包みこむのを感じる・・・・
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作家として、映画監督として、功成り名を遂げた人
が・・・、それだけで幸福の極みなのに・・・
その上、このまったりとした一時(ひととき)。
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私の場合。
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夜中に自宅を出て、徹夜でドライブ。富士山を望む
絶景ポイントへ。日の出の写真を撮り終わって、
しばし休憩のため24時間営業のマクドナルドへ。
ハンバーガーとコーヒーで220円。
心地よい疲労感と満足感。途中、新緑の渓谷でも
眺めてから帰るか・・・
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私なりに幸福な一時なんですが。
だめだ。 違いすぎる。 あほらし。
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しかし、思います。幸福の感じ方は人それぞれ。
「マッチ売りの少女」 はマッチの1本に火をつけて
手を暖めた時に幸福を感じていたのですから。
伊丹十三さんは女性問題のスキャンダルで(それが
原因かどうかわかりませんが)自殺しました。