被爆量について、まとめ


明治粉ミルクから最大30ベクレル/kgの放射性
セシウムが見つかった、と言うことで回収騒ぎに
なっています。


ちょっと前、福島産のお米から国の基準値
(500ベクレル/kg)を超えるものが見つかって
出荷停止になった、と言うニュースも流れました。


ここで、自分の頭の整理のために被爆量について
まとめておきます。
武田邦彦先生のサイトを参考にしました。
 先生は、地球温暖化についても、原発についても
 少々極論に走る傾向がありますが、科学的数値
 については信頼できそうです)


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(ベクレル − シーベルトの換算)
  ベクレル : 1秒間に発する放射線の量
  シーベルト: 放射線は種類によって人体に与える
         影響は違う。人体が受ける影響を 
         勘案した放射線
単純に換算は出来ないが、大雑把な換算法を書きます。


人が1日1kgの食材を食べるとすると
1kgの食材のベクレル数÷100=年間被爆ミリシーベルト




(参考になる数値)
自然放射線量 年間1.5ミリシーベルト
胃のバリウム検査 1回当たり5〜20ミリシーベルト
  (なんでこんなに幅があるのか? わかりません。
   参照 http://d.hatena.ne.jp/junti/20110525 )




(基準値、許容量)
国の基準値
  一般の人 年間1ミリシーベルト
  放射線の仕事に携わる人 年間20ミリシーベルト
  

  食材1kgあたり500ベクレル


医学会では、100ミリシーベルト被爆でガンが
0.5%増える、とされている。


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というわけで、明治粉ミルク30ベクレルというのは
赤ちゃんが毎日粉ミルク(粉の重さで)1kgを飲んだ
として、年間0.3ミリシーベルト。したがって、
「ただちに健康に影響はない」
・・・って、私、明治乳業の回し者じゃないですけど。