ホキ美術館へ行ってきました


先日、東京へ出かけたついでにホキ美術館
    ↓ 
http://www.hoki-museum.jp/
へ足を延ばしました。


千葉市内にある写実絵画専門の美術館。


写実絵画。モデルさんの髪の毛一本一本まで、風景で
いえば木の葉一枚一枚まで本物と同じように忠実に
再現する。まるで写真のように・・・


だから、製作には大変な手間がかかり、1年に数点しか
描けないそうです。


写真を趣味とする私としては一度行ってみたかった
美術館でした。


千葉市郊外の住宅地に、突然モダンな建物が出現
します。事務機器の仕事のかたわら、コレクションを
された保木将夫氏が自ら館長をやっておられます。


感動。
すばらしい絵ばかりでした。


っていうか、私には前衛とか抽象絵画は理解でき
ないので、こういう絵を見るとホッとします。




ところで、私の素朴な疑問
「写真と同じなら、なぜ大変な手間を掛けて絵に
 するのか」


代表的作家の一人、原雅幸氏の絵 「光る海」 と
ともに氏の言葉が紹介されていました。


この絵は、氏が育った故郷の風景を思い出しながら
描いたものだそうで、今はこの風景は失われてしまった
そうです。
(記憶だけでこんな細密な絵が描けるものなのか!)


なるほど、納得。
絵だと、描きたいものを描き加え、要らないところ
は描かない。そういうことが出来るんだ。


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