竹島と尖閣諸島

日本で今、国境問題に直面している地域があります。
竹島尖閣諸島竹島は対韓国、尖閣諸島は対台湾、中国。
ほかに北方領土がありますがこの際は置いておいて。

なんであんな経済的価値の無い小さな島について、両当事国とも必死になるの
か。
それは、領土沿岸から200海里(約370km)が領土(排他的経済水域
になるためです。
たとえば東京都に属している沖ノ鳥島はほとんど点のような島ですが、あれの
おかげでその半径370kmが日本の領土になるわけです。半径370kmの
円の面積といえば日本の国土より広い!。そこの海底資源と漁場が自国のもの
になるわけです。

竹島尖閣諸島、どちらも日本から言わせれば「日本固有の領土」となります
が、相手国の主張にもこの際、耳を傾けるべきでしょう。

すると・・・
韓国(竹島)のやりかたはどちらかといえば強引。ガキ大将の言いがかり、
に思えます。
その点、中国(尖閣諸島)のほうは比較的大人のやりかた、と私は受け取りま
す。もちろん主張は強引ですが、韓国に較べればおとなしい、という程度に。

しかし、そもそも国境について。
有史以来の軍事バランスのうえで引かれた国境線を無効だと主張するなら、
世界地図の色分けは全て見直さなくてはならなくなります。
常識的なところで折り合わなくちゃ。

参考文献:「日本人として最低知っておきたい近現代史の必須知識」
        水野靖夫著 渡部昇一監修 PHP研究所発行