クレオソート
訳あって環境問題もジャンルに加えます。
なぜって、この日記は皆さんに読んでもらうために書いていますが
一方、私自身の備忘録でもあるからです。
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さて、クレオソートについて。
クレオソートは「天然物から採取したものだから安全」という声と
「いや、有害成分が含まれていて危険」という声があり、混乱して
います。
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改めて調べてみました。
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クレオソートの基礎知識
クレオソートには2種類あります
・コールタールを蒸留してえられるものを
「クレオソート油」
・ブナなどの木材を乾留することによってえられるものを
「日局(日本薬局方)クレオソート」
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日局クレオソートは医薬品の成分として使われています。
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一方、クレオソート油は木材の防腐剤として使われます。
クレオソート油には含有成分として、芳香族炭化水素、
タール類などが含まれます。
そのうち発がん性あり として規制対象になっている成分は
・ジベンゾアントラセン
・ベンゾアントラセン
・ベンゾピレン それぞれ10ppm以下
となっています。
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そういうわけで、公共工事でのクレオソート油の使用は
一旦禁止されていました。
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それが、メーカーの努力によって上記有害成分の少ない
クレオソート油が開発され、今年に入って有害成分が
基準値以下のものという条件で、工事仕様書に登録され、
使用が認められました。
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