新テロ特措法成立

今日、新テロ特措法(給油新法)が参議院で否決され、衆議院
で2/3以上の賛成で再可決されました。

よかった、よかった。

これに喜んでいる意外な業界が有るのをご存知でしょうか。
海運業界です。
海運会社は中東からの原油の輸送のために自社のタンカー
をピストン輸送させています。
そして途中の、問題の海域、インド洋は海賊が出没する危険
な海域です。

そこへ自衛隊の船が常駐してくれる・・・
こんなに心強いことはありません。
実際には自衛隊の船が海賊と戦ってくれることはありませ
んが(それも情けない話ですが)、抑止効果は抜群でし
ょう。

テロ特措法の議論のときに、どうしてこの事実が報道さ
れないのでしょうか?

「そんなのカンケーネー」ですか?


1月12日追記
今朝の中日新聞ではこの衆議院再可決を批判しています。

4年前の戎神社の一番福競争を例にとり(その年、ある人に
一番福を取らせるために何人かの仲間が他の人の妨害をした。
それがいけないという規定はないが、他の参加者に批判され
て、後に一番福を返上した)、
あの衆議院再可決はそれと同じだ、と書いています。

中日新聞は「憲法59条(衆議院2/3以上での再可決規定)
は、いけないとは書いてないが、使ってはいけない既定だ」
と言っているのです。

ふーん