名古屋港イタリア村

名古屋港イタリア村で不祥事が続いています。


地元ではそれなりに有名なレジャー施設ですが、ご存じない人のために。
名古屋港で使われなくなった倉庫の有効利用のために、所有者である
名古屋港管理組合がPFI方式で民間に経営を委託したものです。


受注したのはセラヴィホールディングス名古屋港イタリア村(株)を
設立して倉庫を改造、イタリアンレストランや輸入雑貨店を作りました。
運河にゴンドラを浮かべるなど、開業時には話題になりました。


不祥事・その1
温浴施設を建設する計画を立て建設が始まりましたが、工事代金の支払
いが再三遅れたため建設会社は工事を中断し、支払いを求めて一部施設
の仮差押えを裁判所に申し出て、認められました。


不祥事・その2
あの地区は条例によって鉄骨建築でなければいけないのに、改造部分を
木造で作って鉄骨であると偽って申請していた。
名古屋市臨海部防災区域建築条例)


不祥事・その3
従業員に対して、残業手当の不払いが判明した。


私自身はあまり行ったことが無かったので、お客が減っていて営業不振で
あることを知りませんでした。
現在は営業を休止しているようです。


PFI方式による公共施設の有効利用。成功例の一つだと思っていました
が、難しいんですね。