コンクリートの耐久性


(今日の日本経済新聞から)
首都高速道路阪神高速道路の両高速道路会社が公表したところでは、
「使用開始から20年以内の高架橋の鋼板などに亀裂が多数生じて
 いる」 ということです。


両社は「40年ほどは金属疲労が発生しないと想定していた」と言って
います。国交省も「従来は道路橋の寿命は50年に設定していた」。
「強度に問題が出る亀裂は優先的に補修しており、崩れ落ちる危険は
 無い」 としています。
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この記事を読んで思い出したことがあります。
鉄筋コンクリート、専門家はRC造(Reinforced Concrete)と言い
ますが、それは意外に耐用年数が短い、ということです。


ちょっと調べてみました。


商法上の耐用年数はRC造の事務所等が50年。しかしこれは税務上
の規定で、実際の強度の話ではありません。


実際の鉄筋やコンクリートの劣化という観点から見ると、
(日本建築学会が公表しているそうです。私には見つけられませんで
 した。従って他のページの孫引きです)
  メンテナンスをした場合・・・100年
  メンテナンスしてないと・・・65年   だそうです。


意外に短い、と感じます。
日本で鉄筋コンクリートの建物が出来始めたのは戦後のことです。
60年を超えました。


都会の構造物はどうなるんでしょう。


ついでながら・・・
強度上の耐用年数、重量鉄骨造は40〜45年。
木造は・・・わかりません。木造住宅を朽ちて倒壊するまで使って
いた例が少ないのです。
法隆寺は1000年経っていますが。