エネルギー密度
以前にも書きましたが、バイオエタノールなど作るべきでない。
人間の食料から作るなど、もってのほか。だが、稲ワラや木くずなどの
廃棄物から作るのもだめ。
なぜかというと、廃棄物を粉砕してアルコール化するのにエネルギーが
必要だから。それよりは燃やして焼却熱で発電するほうが余程効率が
良い。
ところが、今日の日本経済新聞によると・・・
米・コンチネンタル航空がバイオ燃料による飛行実験に成功したそうです。
詳細は 藻とジャトロファから作ったバイオ燃料と従来のジェット燃料
の50:50の燃料で、無改造のエンジンを回して飛行機を
飛ばしたそうです。
日本航空も近々実験するそうです。
(ジェトロファ:日本名ナンヨウアブラギリという利用価値の少ない木材)
そうなのです。バイオ燃料には反対ですが、電気では自動車は走らせる
ことが出来ても、飛行機は飛ばせないのです。
飛行機を飛ばすためには「エネルギー密度」 の高い燃料が必要なのです。
エネルギー密度: 一定単位から得られるエネルギー量。
例えば1kgの燃料から何kcal のエネルギーが
得られるか
エネルギー密度の低い代表例が太陽光です。1平方メートルの太陽光発電
パネルで100wしか発電できないのですから。これでは飛行機は飛びま
せん。
まあいいんです。飛行機なんか飛ばなくても。
私は飛行機が嫌いですから。
海外へ行くには昔みたいに船でのんびり行けばいいんです。