金価格


昔から「有事のドル」 「有事の金」 という言葉が
あります。国際情勢不安や経済不安の時、比較的安全な
資産としてドルと金が買われます。
ところがドルは今や不安定な通貨になってしまいました。


そこで、金。
というわけで、金の価格が上昇しています。


金価格について、ちょっと調べてみました。
例えば昨日のニューヨーク商品取引所での価格は
1360ドル/1トロイオンス
  (トロイオンス=31.1g)
  (昨日の為替相場:1ドル=81.11円)
                → 3547円/g


これに対して、日本の金取引業者大手・田中貴金属
の取引価格は
小売価格・消費税込み 3766円/g
             → 税抜き 3587円/g
買取価格・消費税込み 3693円/g
             → 税抜き 3517円/g


上記3つの価格の差は販売業者の手数料でしょう。


ちなみに、東証1部上場ETF銘柄・「SPDRゴールド」 
の価格は、金0.1トロイオンスあたりの円換算価格
に、ほぼ連動しています。昨日の終値は 10810円
でした。


そういう事情で、金価格が投機の対象として上昇して
います。工業材料として金を使う製造業者にとって
は、とんだ迷惑。