バイオマス発電


先日、11月17日・中日新聞朝刊に 「木くず発電」
の記事が出ていました。


今、再生可能エネルギーが脚光を浴びています。
太陽電池、風力、小水力、と、いろいろ提案されて
いますが、やっぱり大規模に供給できるのはバイオマス
でしょう。


バイオマスと言えば木くずが多くのシェアを占めます。
木材は確かに再生可能ですが、では、日本国内で量的に
どの程度期待できるのか・・・


数字を拾ってみました。


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原油の比重を0.9 木材の比重を0.6で
 計算しました)


本の森林面積 2500万ha
(国土面積は3700万ha)
大雑把に樹木の生長量は普通の森林では
年間1haあたり12t
  ⇒ 国内での木材生長量は年3億t


3億tというのはどんな規模なのか?


日本の原油消費量は年間2億t
発熱量 木材は原油の1/2
石炭の消費量は1.8億t


これらと較べると、木材は有望な資源である
ことが判ります。
なにしろ自給できるのですから。


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ただし、知っておかなければならないことは、
木材は、日本の森で年間3億t成長しますが、
その大部分は利用されず、森の中で朽ち果てて
いることです。


国産材供給量は、年間
1800万立方メートル ⇒ 1100万t
にすぎないのですから。


「林地残材」 とか 「間伐材」 の利用が
叫ばれているのは正しいことだと思います。


さて、再生可能エネルギー源として木材は有望で
あることが判りましたが、どうすればいいか?


長くなりますので、また次回。