ペットボトル・リサイクル

産経新聞によりますと、ペットボトル リサイクル システム
が崩壊の危機だそうです。


包装容器リサイクル法による、正規のリサイクルルートは
  市町村による分別収集 →
  日本容器包装リサイクル協会へ渡す →
  容リ協認定事業者で入札(処分料をつけて渡す) →
  落札業者が再商品化


ところが、中国が石油代替の樹脂原料として買ってくれるようで、
容リ協認定外の業者が市町村から買っていく、という状況に
あるようです。


再商品化の設備を整えた国内の業者は存亡の危機です。
正規の処理ルートを尊重せよ、との声があがっています。


市町村が税金を使って収集したものなんだから、道義的には
そのとおりですが、自由主義経済のもと、止めさせることは
できない。法律で縛る以外は。


家電リサイクルでも、正規ルートを守らない家電販売店が摘発
されました。処分料を払ってリサイクル業者に出すより、買って
くれるところが有れば売る。
民間業者にとっては当然の行動なんですが。


自由主義経済の長所は、非効率な事業が淘汰されること。
お役所の規制の下での事業が競争に負けるのは、残念ながら
しかたがない。
関係者にはお気の毒ですが。