儀式はエスカレートする


皆さんどこかでお葬式に参列されることがあるとおもいます。
最近は葬儀会館で行われることが多いでしょう。


その会館での葬儀について、私は、演出過剰じゃないかと
おもうことがあります。
・映画で有名になった、納棺の儀式
・参列者を泣かせるためと思われる、故人の思い出を語る
 ナレーション
・個人の遺品や写真を会場内に並べる
・ピアノなどの生演奏
・挨拶状を凝ったものにする
など。


葬儀会館も競争が激しいのでこの先もどんどん新しい演出を
考えるでしょう。
そして、遺族も他で見てきた演出や、もっと斬新な演出を
期待するでしょう。


こうして、儀式はエスカレートしていきます。
「これが最後だから費用はケチらない」 と言いながら。


これがリセットされる(元のシンプルな葬式に戻る)のは
ほとんど不可能でしょう。
よほどの不景気か、天変地異か、社会の混乱がなければ。